はじめに
元中型書店員で洋裁を含めたコミック・児童・実用書コーナーを担当してましたが、その時は針もミシンすら持ってなかった時の私です。
もっと手芸ユーザーの気持ちを汲んで魅力的な棚を作ったらと後悔もかねて、本屋の手芸コーナーレポート。
拡大した着物リメイク
こんなにあるんだって実感したのが着物のリメイク本で、本屋推しです。
着物リメイクは「手縫い.型紙いらず」がパワーワードになってる感じ。
逆に和裁の本が大型店以外は皆無、手縫いリメイクはいいけど着物そのものを縫ったり着たりは無いんが今時の御婆ちゃんだなと思う。
手縫いの服ブーム
高橋恵美子先生の「手縫い服シリーズ」新作は2024年4月11日発売
縮小した入園グッズ本
入園前なのにレッスンバック作り方系の本が減り、面だしやコーナーが無いんですね、4月前なのに。
少子高齢化もあるけど、レッスンバッグ系て作るのが簡単だから、本を買わずに動画やブログ見て作る~可能性も高いし、そもそもバッグ作らないで完成品を買うってもあるかも。
バッグポーチ雑貨系
バッグや雑貨はやや勢い低下、ポーチ系は幼稚園入園物同様、動画視聴で何とか作れてしまうがある。
帽子本は1~2冊くらい、コロナ時に人気だったマスク本やエコバッグ本も特需去って見かけなくなった。
逆に好調なのは「フエルト人形や推しぐるみ」や春夏のニット系。
洋服はダボーン服人気
洋裁本パワーワードの「ますっぐ切る縫う」プルオーバーとワンピが多い目。
ダボーンをどうかっこいい風に見せるかが表紙デザインの腕の見せどころです。
春夏前だからと期待していた「ニット・ジャージ・カットソー」系は全然ない。
雑誌とムック
「スタイルブック&レディブティック」って数少ない洋裁季刊誌だからどんな小さい店でも絶対入荷が有るものと認識してたけど、1店だけどちらも入荷ない店があり、洋裁低迷そこまでかと、わりとショック。
やはり全掲載で作り方を詳しく解説してないからかな?
総合感想
服はともかく、雑貨は超新刊しか置いてないです。
大型手芸店の本コーナー行った方がずっといいんだろうなあと、それで本屋行かない・売れないから負のスパイラルなんだなあ。
コスパのいい創作が人気
人気の「着物の手縫いリメイク(型紙いらず)本」は、ミシン・生地・紙も買わないで服が作れる!初心者からみたら夢のパワーワードが煮詰まっています。
ミシンいらない、型紙切りたくない等とにかく低コストで敷居が低く、失敗しないソーイングが好まれて人気がしばらく続くと思います。