はじめに
このブログ記事は、一度は本や動画見て「あずま袋」を作ったけど、自分で型紙を作る事が出来ない、自分の希望した大きさで作りたい。
~そんな縫製経験者用の製図解説となりますので、縫代と縫製解説は省きます。
あずま袋の形態は2種有りますが、今回は正方形型の応用である、「長方形タイプ」の解説になります。
その他あずま袋ページ
縦長タイプ型動画
あずま袋縦長型紙製図
基本の正方形型のあずま袋を理解してる事を前提に長方形型の製図を解説します。
製図基本の流れ
基本の「正方形型のあずま袋」の原型は直角二等辺三角形でしたが、縦長型あずま袋の場合は正三角形が原型となります。
- 正三角が2つになってひし形に成形
- ひし形×3=仕上がり製図
- 製図に合印と縫代付加
正三角形計算方法
ここからは1辺20㎝の正三角を想定し計算します。
正三角形なので、底辺・斜辺は20㎝とすでにわかるので、求めるのは高さです。
計算はカシオの計算サイト内の「自動計算」を使います。
辺の長さ20㎝を入力して「計算ボタン」を押すと高さは約17.3㎝と出ました。
辺の長さ20㎝・高さ17.3㎝の正三角を原型として製図をします。
次の章へ続く!
正三角と外観サイズの関係
1辺の長さ20㎝・高さ17.3㎝の正三角を原型として製図をした場合
以下のサイズのあずま袋が出来ます。
- あずま袋の底幅=正三角1辺の20㎝
- あずま袋中心高さ☆=高さ17.3㎝
- 底から持ち手の頂点=高さ☆×2=34.6㎝
あらかじめ正三角のサイズを決める事であずま袋のサイズが確定します、どの部分のサイズを最優先にするかで計算方法が変わります。
例えば袋の底辺でなく、中心の高さが20㎝欲しいと考えた場合、計算サイトで入力指定項目する項目を高さに変更します。
この場合は1辺が約23.1㎝の正三角となり、底幅が23.1㎝になります。
折る位置を確認
折り目の印は三角の頂点が基準、この位置で折ります、折ったらちょうど三角があまる形態になります。
上下2辺の合わせ縫いが終わったら、ひっくり返して持ちてをステッチして完成です
見本画像説明
この画像のバッグは底幅20㎝で作っていますが、トルソーがハーフサイズのため、大きく見えます。
実物大と想定するなら底幅40㎝で作ると似たような雰囲気に仕上がります。
縦長あずま袋を作る人はほとんど持ち手を繋いでマルジェラMM6「ジャパニーズ」のようなハーフショルダーバッグにすると思います。
縫製お勧め動画(正方形型)
一番シンプルで解りやすい動画だと思います。
付録 縦長あずま袋折り紙
折り方はあずま袋正方形型の動画最後を参考にしてください