ベイカーボーイハットの作り方
洋裁ブログにこんにちわ~。
私はイギリス・BBC制作異色の裁縫バトル番組「ソーイング・ビー」日本語版の感想ブログを書いていますが、番組課題の帽子づくりました~記事書いたら内容が濃い長いのでこちら抽出してここメインブログにスピンオフページを作りました。
番組感想ブログはココです↓
ご注意ください
- 当方素人で専門家でもプロでもないのでこの記事を参考に制作失敗に対して責任は負いかねます。
- 番組の型紙を入手してない。映像もあまり写ってないため実際のものとかなり違いがあります。とくにバイザーの形が!
- バイザーの形やシルエットの今後修正前提で作ってます・再制作された場合追加更新いたします
- 画像と製図無断転載禁止です。著作権はどっこい茶屋にあります。
ベイカーボーイハット解説
労働者帽=ベイカーボーイハット パン屋の少年帽です。型紙の英語を見ると「baker boy cap」でキャップなんですね。
番組内では型紙とマニュアルと素材が提供されました。特筆すべきはブリム(つば)に仕込むポリ芯です。最初っからつばのカーブが固定されたものでパターンも調整済み。課題が完全に工業用縫製対応です。
帽子縫製工場に縁のない一般人が立体ポリ芯込み型紙を手に入れるのは難しく羨ましい限りです~。
各部名称
製図解説
市販されてるベイカーハットはだいたい6枚なんだけどこの課題は8枚です
図のように頭の先っちょ角度と下部のサイズ元を計算して割り出します
クラウン解説
- クラウン枚数:8枚なので円360°を8で割ります=先っちょは45度
- サイズ元:頭周り58㎝に決めました。8で割って7.25㎝になります。型紙は0.05を省略して7.2㎝で作りました
クラウン製図
型紙は厚紙を貼ってから輪郭を切って定規状態で使いますした。クラウン裏地は表地の型紙をそのまま流用しました。
クラウン先っちょのマーキングは型紙に目打ちで穴開けて消えチャコやボールペンでちょっっとつけました。
カービーに出っ張る位置が高いなっと反省したので次回は1~1.5低めのでっぷりにします。
ブリム解説
番組でブルムの製図があまり登場しなかったのでアニメを参考にしました。立体ポリ芯に対応してるせいか角度も展開してる感じです。
ブリム製図
ちょっとカンに頼って裏ブリム製図から表を大きくしすぎた感じです。縫い方や芯の厚みが甘かった事もあるけどとりあえずこの点は訂正対象です
反省会で記述します。
縫製
注意!人形は頭が56くらい小学生くらいの小顔小頭です
クラウン縫い
★表地クラウンは生地に全面芯貼りしてから型紙のとおりカットしました
- クラウン先っちょ縫い止まりで4枚セットで縫う
- 4枚ペア同士で繋げて縫う
- 縫い代を3~5ミリカットしてカーブに切り込み
- 3にステッチ
- 家紋くるみ釦を作ってトップに縫う
- 1と2同様に裏地も縫う
ブリム縫い
★ブリム芯は厚手接着芯縫い代無実物大使用
- 表と裏縫い代1㎝エッジ側中表に縫う
- 縫い代5~7mmカットいるなら切り込み
- 芯を入れる・良い位置に調整する※
- 3は好みでアイロン熱で仮接着固定もする
- エッジ5㎜ステッチ
- 表面ピシっとさせて縫い代1㎝を仮縫い
※今回は生地芯と不繊布の2枚重ね
クラウンにブリム付け
- クラウンンに裏地を入れる。縫い代1㎝ステッチ
- クラウンとブリム中央を合わせて仮縫い
- グログランリボン60カットして1のステッチ沿ってピンうち固定
- リボンきわから1㎜くらい(1の仮縫いステッチ上)一周縫う
- クラウンのサイズ元をぐるっと一周きわにステッチ
反省会
- ブリムは元の製図を展開しないで縫い代を変えて対応します。楽で早いし
- ブリムのサイズ元カーブをきつくしたい・やや大きく四角くしてメンズっぽくしたい
- クラウンの膨らみ位置を下げてややスリム化
- クラウンサイズ元を直線ではなくやや補正してつながりよくする
- 持ってるのでブリムはポリ芯を積極的に使う
素材情報
京都のアンティーク着物ギャラリー「戻り橋」にて500円で購入。素材はポリです。